第7回 外国語活動Ⅰ 授業リフレクション

第7回 外国語活動Ⅰ リフレクション

①今回は、実際に附属小の先生の授業を観察させてもらえたことで、これまで講義の中で学習したことが実感としても分かったような気がした。特に講義の中で出ていた「子どもたちは担任の先生の授業が好き」という話は、今回実際に子どもたちの様子を見ていてとても強く感じたので、改めて、英語の授業は担任の先生ができることが一番望ましいのではないかと思った。授業は全体的に子どもたちの理解の度合いを確認しながら、丁寧に進められているという印象を受けた。途中のListeningで子どもから、「beautiful mountains でsがついてるから二つ以上山があるんだよ」や「animals よりもmany animalsが大切」というような気づきがたくさんあがったが、それも丁寧に取り組んだからこそ出てきた子どもの気づきや学びだという話だった。自分もこのような自然なやり取りの中で出てくる学びを大切にしていきたいと思うが、限られた時間の中でどこまで丁寧に取り組めるのかというのはとても難しい課題だと感じた。発音の指導では、まず実際に自分自身で言ってみることで、ALTの発音との違いに気づいて修正できるように工夫しているという話をしていて、教科書にも出てきた「日本語との発音の違いに気づかせる」ことが意識されていてとても良いと感じた。小学校では難しいイメージのあるreadingやwritingも段階的に丁寧に取り組まれていたことで、英語の得意不得意に関わらず、みんなが授業に参加できていたのがとても良かったと思った。

 

②今回の講義では、琉大附属小学校の6年1組の外国語の授業観察をした。大学の講義で見た『We can!』を使った授業を初めて見ることができた。HRTの指導としては、さすが専門教科なだけあって英語を使った指導や相槌、ジェスチャーなどが取り入れられていて教師も児童も楽しそうに授業が行われていると思った。

授業の展開では、活動が変わるたびに[Today’s Goal]を確認していて、めあてを意識づけていると感じたし、【Let’s Watch and Think 1】では場面シラバスを意識したように丁寧に活動が行われていて、児童が英語を聞こうとする姿が見られた。その際、児童の「mountainじゃなくてmountainsだよ」という複数形に気づき、説明できることに驚いた。そして実際にどのように聞こえたかをクラスで確認し、このような児童のさりげない一言で学びが深まったと実感した。また、児童が答えた英語は毎回ALTの先生の発音を繰り返させていることを意識していると感じた。

実際の地域の良さを聞く活動では、総合との関連が見られ、他の教科との関連させた内容で面白いと思ったし、担任だからこそできることだと感じた。また、「神社」という単語が出てきたときに、児童が以前に使ったのか、ペアで確認させていて、知っている単語を繰り返しさせることを意識していると思った。他にも、「海炎祭」という単語を「fireworks party」といってクラスにウケたり、「festival」と、的を得た児童もいて活動の雰囲気がとても良いとかんじた。また、「海炎祭」の漢字から直訳しようとした児童をいて、HRTが「挑戦して言ってみて」と声をかけていたことが、児童の言葉を無視せずに拾うところが良いなと思った。

【Let’s Talk】ではHRTとALTのデモンストレーションから入り、児童も活動の見通しが持てると思った。ボランティアでデモンストレーションをした児童の良かった点(反応・相槌)を取り上げることで、次のペア活動にうまく活かされていたと思う。ペア活動では児童が自然にペアを変えてやり取りをしている姿が見られて英語をアウトプットするのに十分な活動が行われていたと思う。そして、発表の内容で板書にあること以外を紹介していることを取り上げて、型にはまらない児童の思考が見えたやり取りになっていると思った。

週末の【Writing】では外国語で入ってくる文字指導の一環としてなぞることから始まり、枠で囲われていることの意図もあり、文字指導の方法を知ることができた。

児童の振り返りでは、前時の学びを意識して伝え合うことができたという実感や、「You can enjoy ~・It’s ~」の使い方がわかったという児童もいて、良い授業だったと思った。また、単元のゴールを明確にすることでメリハリのある活動ができるということを知ることができた。

 

④今日は附属小学校で、山中隆行先生の外国語の授業を見学した。自分の町や地域について紹介するという単元であったが、その活動に入る前に英語に慣れ親しむための活動が多く取り入れられていた。初めはSimon Saysから授業が始まり、曜日や日付についてのやり取りなど、それらを通して子どもたちは楽しくコミュニケ―ションを行っていた。英語を発することに対して、抵抗のある児童はあまりいないように窺えた。

Story Timeでは文字と音声を一致させるために、音声を聴きながら指追い読みをする活動をしていた。巡回して様子をみてい見ると時折、音声よりも指が早く動いている児童もいたが、途中で見たことのある単語の発音が遅れて聞こえてきたのか、スピードを修正しながら指追い読みをする児童もいた。このように音声と文字を丁寧に照らし合わせながら読むという活動を、私は小学校の外国語活動において取り組んだことがなかったので、とても斬新に感じた。しかし、山中先生がリフレクションでおっしゃっていた「音声だけのやりとりだと、空中戦のようになってしまい、苦手な子は置いて行かれてしまう。」というようなことがないように、音声で聞きながらも絶えず文字で確認することは重要な手立てなのだと考えることができた。

実際に地域のことを紹介する活動では、初めにインタビューのやり取りをリスニングで聴いて、必要な表現にふれていった。驚いたのは、その時に子どもたちが複数形の「s」を聴き取り、その表現にこだわっていたことだ。山中先生や私たち大学生も聞き逃してしまうような音声の違いを聴き取り、「『mountain』と『mountains』じゃ、全然意味が違うよ!」と発言している姿をみると、日頃使っている言葉を大切にしていることが分かり、私まで嬉しくなった。その他にも「『many』がないよ!」や「海炎祭って、その言い方でいいの?」という声があがった。

今回、見学させていただいた授業は文法の習得が第一の目的になっている授業でなしに、賢先生が講義のなかでよくおっしゃっている、子どもたちが「コミュニケーションのための英語」を学ぶ授業だと感じた。楽しく英語を用いてコミュニケーションをすることはさることながら、それを通して使う言葉の選択や言い回しなどを意識することで、言葉というもののよさに迫ることのできる授業でもあるのではないかと感じた。

 

⑤今回、附属小学校の授業を参観しました。自分の地域にあるものを紹介して、それよって、地域にどのような良さが生じているのかといった内容でした。45分間、子どもたちはずっと集中して先生の話を聞いたり、先生とのやり取りを通して、英語ならではの表現(sがつくかつかないかなど)に気付いたりしていて、小学校で外国語の授業を行い、外国語によるコミュニケーションの力を子どもたちが身につけることは、教師の工夫によって十分可能になり得るのだと思いました。ただ、ここでもやはり気になったのがALTの存在です。担任の先生と子どもたちは、ふとした呟きを拾ってのやり取りなども行われていましたが、ALTはそのような様子が見られませんでした。ALTは、子どもたちと普段の接点がないし、担任を差し置いてコミュニケーションを取るということが困難なのだろうと思います。ALTと子どもたちがコミュニケーションをもっと取れるような機会を担任が意識してつくることがとても重要になると感じました。

 

⑧今回の講義では、附属小学校の山中先生による6年生の外国語の授業を参観させて頂いた。その授業は、 “I like my town.” という単元の3時間目で、「地域の良さについて理由を付けて伝え合う」という目標で行われていた。

授業を参観した感想は、全体として、児童が楽しそうに英語を話したり聞いたりしている姿がよく見られ、また、ペアで話し合ったり、自分の考えを発表したりする時間も多く、英語を主体的に使うような授業で、多くの参考にしたい点があった。また、想像していたよりも児童の英語を読んだり聞いたりする力が高く、授業中何度も驚かされた。

授業を参観していて気になった点を具体的に挙げると、まず、児童が発音する活動を行う際に教師がその文字を指で追いながら示している場面が多くあった。発音と文字を結びつけるサポートが徹底されているなと感じた。同時に、ALTの発音を聞かせ、それをリピートさせることも多く、発音させる時の配慮を大事にしていることが感じられた。授業後に山中先生が「子どもの真似る力は凄い」と仰っていたので、なおさら「ネイティブの英語を聞かせること」が大切なんだなと強く感じた。また、総合の学習と深く結びついていることも非常に参考になると思った。合科的な学習を取り入れることは児童と英語の結びつきをさらに強くすることにもつながると思うので、いろんな可能性を探っていきたいと思う。少し難しく感じたのは、英語を書く学習の際の児童間のスピードの差が想像以上に大きいことだ。なぞるだけでも苦手な子はあまりスムーズにいってないような姿を見ると、自分が授業づくりをする際は、賢先生が仰っていた「ペア学習で行う」など、書く活動の設定の仕方には特にいろんな工夫をしていく必要があると思った。

 

⑩初めて附属小学校の外国語の授業を見たが、イメージしていたよりも児童の発言が鋭かったことと担任の先生が主となって授業をしていた。授業の本題に入る前に行う英語でのコミュニケーションが長い時間をかけて行われていると感じた。児童と英語で会話する時間が、講義でも習った、自分の気持ちを英語で表現するという時間だと思った。また、講義の中で疑問として挙がった、文法事項を習う前に文法事項を意識したり文法の間違いに注意して話したりできるかという点において、証明する場面があった。音で三単現“S”に気が付いたりmanyに気が付いたりしていた場面である。「Sがあることとないことでは大きな違いだもん」や「沢山いるということが特徴なのだからmanyがないと意味ないよ」という、指摘も非常に的確過ぎて驚いた。授業後の振り返りの際に、授業の趣旨が、“地域にどのような建物があるか、ないか”ということであるのに先生の建物紹介の時間で無意識的に“有名なものがあるか、ないか”という方向に児童が思う趣旨が変わっていたという話があった。授業の最後で、「サンエーとか有名じゃないやつも紹介されていて、おもしろいなと思いました」という児童の感想とリンクしていることに気づいて、教師の意図していないところで児童はある意味敏感に授業の流れや中身を感じていると分かった。