大城賢研究室へようこそ。
2022年12月10日(土)先週に引き続き、昨日は、宮古島市結の橋学園の平良優先生の3年生の授業を参観しました。T2は文科省視学官の直山木綿子先生でした。息の合った(というより、指導観が一致した)授業は、適度な緊張感と児童の笑いを誘いながら進んでいきました。先週は星やハート
のシールを集める活動でしたが、今回は、少しレベルアップして猫
や犬
のシールを集めていきます。同じ猫でも、首輪の色や耳の色などが微妙に違っています。その微妙な違いを児童なりに表現を工夫して欲しいシールをゲットしていきます。児童は活動に引っ張られながら英語の表現に慣れ親しんでいきました。外国語活動の授業ということを忘れるほどの
楽しい授業でした。今朝も港の船を見ながら昨日の授業の余韻に浸っています♪
2022年12月3日(土)宮古島から戻った翌日、身体がだるく、体温を測ると7度5分でした。いよいよ私もコロナウイルスに感染したかもと思い、かかりつけ医でPCR検査を受けました。雨の中、車の中で待っていた1時間は体調不良と不安で一杯でした。うとうとしていたところへ、看護師さんが結果を伝えに来ました。結果は「陰性」でした。その後、なぜか体調も回復してきました。これはプラシーボ効果というものでしょうか?
2022年12月2日(金)今日は,宮古島市立結の橋学園の平良優先生の授業を参観しました。児童が「ありがとうカード」を飾るために,好きなシールを集めていく活動でした。気持ちのこもった「やり取り」になっており,感動的でした。
2022年12月1日(木)昨日は、宮古島市立平良第一小学校の砂川恵美先生の授業を参観しました。児童の主体性を育む素晴らしい授業に感動しました。児童同士のパフェ作りを、隣で眺めていた私に、児童の1人がWhat do you want?と聞いてきました。頼もしく思いました。今日は結の橋学園の平良優先生の授業を参観します。ホテルの窓からは、結の橋学園のある伊良部島が見えます。
2022年11月20日(日)今日は那智大社コースに挑戦しました。大門坂からの石段をひたすら登りました!
2022年11月19日(土)念願の熊野古道(発心門王子コース)を踏破しました!よく歩いたと思います。
2022年11月17日(木)昨日の沖縄タイムスの記事で「沖縄の教職員は日本一忙しい・・・」と指摘されています。教員研修をしていると,疲れている先生方を見ることが多いです。研修はいいから,休んで欲しいと思う時もあります(笑) 教員のメンタルヘルスの面からは「まずは校長先生が一番ご機嫌になることが大切」と指摘されています。よく分かります。私の教員時代は本当に素晴らしい管理職に恵まれて,のびのびと過ごしました。それが今の自分をつくっていると感じます。
2022年11月8日(火)小学校の先生の発表にこんなのがありました。「He, She を指導するときは,ジェンダーの観点から,児童にHe/Sheと呼んでもよいかどうかを確認してから教えています。」なるほどと思いました。しかし,一方で,知らない人の場合はどうするのかと疑問に思いました。いちいち相手にHe/Sheと呼んでよいかどうか確認することになるのでしょうか。学校では,「~くん」「~さん」を止めて,ジェンダーに関わりなく「~さん」を使うようになっています。また,昔はpoliceman だったのが,今では男女の区別のないpolice officer となっています。gender-neutralの観点からは好ましいことと思います。さて,gender-neutral の観点からHe/Sheに代わる単語は今のところ見当たりません。ドアをノックした人が男性が女性かが判らない場合のために,Who is it? を使うことはありますが,人間の代名詞として it を使うのは少し抵抗があります。前述の先生は「家族の場合は性別がはっきりわかっているのでHe/Sheをどんどん使わせています」と話していました。「うん?」何かしら矛盾を感じました。
2022年11月4日(金)ネット上では,小学校外国語の「名人」がたくさん現れています。名人がたくさん現れることは良いことです。また,オンラインでの実践報告が増えていることも歓迎すべきことです。しかし,オンラインではわからないところもあります。また,ネットの情報が常に正しいとは限りません。オンラインが盛んになればなるほど,実際に授業を見ることの重要性が高まっているように思います。
2022年11月2日(水)辺野古新基地「反対」でも「容認」でも,それぞれの考え方を尊重したいと思います。しかし,辺野古の問題は那覇市には関係ないとは思って欲しくありません。世界は繋がっています。沖縄県民は,辺野古の問題も日本全体で考えて欲しいと訴えてきました。にも拘わらず,那覇市の新市長は辺野古の問題には言及しません。「辺野古の問題は名護市に考えてもらう…」ということでしょうか。しかし,それはないでしょう。那覇市が困った時に,「それは那覇市の問題でしょう」と言われたらどんな気持ちでしょうか。「辺野古の問題は沖縄の問題でしょう」と言われて悔しい思いをしたことはないのでしょうか?
2022年6月4日 6月2日配信の教育新聞は「保護者の98%が学校教育で非認知能力を鍛える学びに期待」と伝えています。外国語教育においても「知識及び技能」「思考力,判断力,表現力」を支えるものは,やはり「主体的に学習に取り組む態度」だと思います。「言語学習は短距離走ではなくマラソン」とよく言われます。指導者は,児童生徒の「その時間」の意欲を高めるだけでなく,学年が進んで,学習者が自分の手を離れても,「粘り強さ」と「自己調整力」をもって学び続けられる授業展開を目指したいものです。行く手を阻むものはいろいろ予想されますが,先生方と一緒に授業づくりをしていきたいと思います。
2022年5月25日 本日(5/25)の沖縄タイムス。島田叡さんの映画が制作中のようです。島田さんは兵庫県出身。戦局が悪化した沖縄に官選知事として赴任しました。前任の知事や他の官吏が戦火を避けて沖縄を離れる中,島田さんは,最後まで沖縄に残り,戦後の沖縄県民の処遇を気にかけながら殉職したことで知られています。映画の完成・公開が待たれます。
2022年5月15日 沖縄は50年前の今日、日本に復帰しました。復帰前、父に連れられて沖縄最北端の辺戸岬を何度か訪れました。父は与論島を指して、「あれが祖国日本だ」と話していました。今日は、息子達を連れて辺戸岬に来ました。雨で与論島は見えません。復帰の日も大雨だったことを思い出しました。
2022年5月13日 NHK朝ドラ「ちむどんどん」のロケ地(旧 嘉陽小学校)です。今朝(13日)の放送で,暢子と正夫がここで「かけっこ」をしていました。ここは,私の姉が琉球大学(当時は本土復帰前でまだ国立になっていません)を卒業して初めて教壇に立った学校です。当時,私は隣の小学校の小学生で嘉陽小学校にはよく遊びに来ていました。運動場を走ってみようと思いましたが(しんけん?)止めました。
2022年5月8日 NHK朝ドラ「ちむどんどん」のロケ地です(沖縄県東村)。比嘉家と家の前を流れる清流は、時が止まっていました。
2022年5月1日 沖縄県立博物館・美術館には,滅多に足を運ぶことはありません。でも「復帰50年沖縄復帰前展」が開催されているので行ってみました。戦争で焦土と化した沖縄が祖国復帰を願い歩んだ27年間を見ることができます。個人的には、辛い思い出も蘇ってきました。辛いけど見ておくべき「展示会」だと思います。7月20日からは「沖縄、復帰後。展」が開催されるそうです。
2022年4月28日 かつて沖縄と鹿児島県の間には「国境」がありました。その国境付近で,本土と沖縄の人々が「祖国復帰」を求める海上集会を行っていました。私は教員である父の転勤にともない辺戸岬の近くの楚洲という集落で幼少期を過ごしました。「あれが,祖国,日本だ!」と与論島を指さして呟いていた父の姿が忘れられません。もちろん,あの時,みんなで歌っていた「沖縄を返せ」は今でも歌詞を見なくても歌えます。https://www.youtube.com/watch?v=kmigP1jacbY
2022年4月16日 4月14日の沖縄タイムスの記事によると,沖縄県内でも,いよいよ教員不足が深刻化してきているようです。記事によると,教員1人で通常の1.5倍の授業時間を受け持ったり,2クラスを同時に授業したり,管理職が授業をしたりする学校もあるようです。新しい学習指導要領も導入されたばかりで,小学校では教科担任制の導入など,授業のさらなる充実が求められています。教員の働き方改革も求められている中での(十分に予想された)教員不足。県レベル,市町村レベル,学校レベル,個人レベルでの努力では限界です。抜本的な改革が求められていると思います。
2022年4月15日 NHK朝ドラ「ちむどんどん」が今週からはじまりました。舞台は沖縄が本土へ復帰する1960年代の沖縄県北部の「やんばる」です。私が少年期を過ごした時期と場所が完全に一致しています。父や母,兄や姉たちと過ごした日々が昨日のことのように蘇ります。ドラマでは,子ども達が世話をしていた豚が突然いなくなり,食卓に豚料理が出されるシーンがありました。私は,友達が世話していたヤギを,泣きながら食べた記憶があります。今週末は,あの「やんばる」へ行ってみたいと思います。
2022年4月13日 2022年度の講義が本日からスタートしました。教育学部英語科が提供する「英語科実践研究」(選択科目)を担当します。「初等外国語教育法」(必修)などを履修し,さらに実践力を高めたいという学生のための科目です。実践(模擬授業)をとおして,授業を支える授業理論及び言語習得理論を学んでいって欲しいと願っています。
2022年3月8日 「戦争の反対語は平和ではなく対話」(暉峻淑子『対話する社会へ』)という言葉を聞いた時,本当にそうだと思いました。以来,教員になる学生達に「粘り強く対話することが大切」と伝えてきました。外国語を学ぶ意義もそこにあります。ウクライナの状況を世界中が固唾を飲んで見ています。「対話」によって戦争を回避するモデルとなって欲しいと思います。そうなれば,私たち教師も児童・生徒に「対話」の大切さを伝えることができると思います。
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<これ以前のブログは年度別の「日々の記録」に掲載しています>
みなさまへ
私事で恐縮ですが,3月末で琉球大学を退職しました。公立中学校(附属中学校含む)・高等学校で15年間勤め,その後,沖縄国際大学で9年間,そして最後は琉球大学教育学部でした。琉球大学では16年間お世話になりました。その間,教育学部附属中学校校長,附属教育実践総合センター長,最後の2年間は副学部長を務めました。いずれも私の能力を超える職務でしたが,多くの先生かたに助けていただき,何とか職務を遂行することができました。助けて頂いた先生方には,ただただ感謝するばかりです。
退職にあたっては琉球大学名誉教授の称号を頂きました。微力ではありましたが琉球大学での教育・研究・地域貢献が認められたような気がして大変うれしく感じました。
4月からは教育学部の客員教授として8コマの講義を担当します。また,放送大学沖縄学習センターの客員教授としても週1回のペースで講義(のようなもの)を担当します。附属小学校の先生方との勉強会や公立学校の先生方との授業研究会なども,お邪魔にならない範囲で続けていきたいと考えています。
大学のメールアドレスは継続して使っています。koshiro@edu.u-ryukyu.ac.jp でお願いします。ありがとうございました。
このWeb Pageを訪問してくださりありがとうございます。
10年以上にわたって作成してきたWeb Pageが2018年の2月28日に突然サービスが停止してしまい,全てのデータが失われてしまいました。その時のショックはとても大きく,2週間ぐらいは落ち込んでいました。
再びホームページを立ち上げる気力はほとんど残っていませんでしたが,学生や元学生達や友人の勧めもあり,7月1日をもって再開することにしました。たいした記事は書いていないのですが,学生や友人たちが見ていてくれるのは本当にありがたいと思いました。一部バックアップをとっていた記事をアップロードしつつ,充実したウェッブページを作りたいと思っています。
2009年4月1日より2012年3月31日まで琉球大学教育学部附属中学校長を併任させていただきました。また,2012年4月1日から2016年3月31日までは教育学部附属教育実践総合センター長を併任させていただきました。その間は附属中学校の職員のみなさま,保護者のみなさま,そして多くの方々にお世話になりました。2017年度は琉球大学教授職員会の会長を務めました。初めての団体交渉も経験しました。頼りない会長でしたが,組合員のみなさまにはお世話になりました。
2018年度からは図らずも教育学部副学部長に就任しました。力不足は重々承知しています。実力の150%ぐらい発揮して職責を果たしていきたいと思っています。
このウエッブページでは,主に私の講義に関する情報や,英語教育に関する私の考え方などを発信していきたいと思っております。読んでいただき,感想などがありましたら気軽にメールしてください。お願いします。
メールアドレスは: koshiro@edu.u-ryukyu.ac.jp